2011年4月18日月曜日

遊楽

この所遊んでばかりいる、非常に宜しくない。遊ぶ時には必ず外へ出て、そうすると本は読まなくなるし、遊ぶというのは必ず酒を飲むので、金は減るしで、それが僕が遊ぶのを宜しく無いとする理由である。遊ぶのであれば、読みたい本が死ぬほどあるのでそちらをまず読破してからにしておきたい。岡倉天心の”茶の本”は6章最後の章を未だに読みきっていないし、藤野に借りた桜庭一樹の”砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない”なんて三ページしか読んでいない。三ページといったら、フランス料理で云えば前菜どころか、メニューの説明すらされていない状態に近しい。とかく冒頭だけしか読んでいなくて、でもそれでこいつはおもろい文章を書くな、と思ったから早いところ読んでしまいたい。こいつは桜庭一樹という名前をしているが女なんだよな、確か。女性が書く文章というのはまた男性とは違う退廃があるからおもろい。知らない人が書く新しい本というのは新しい出会いで、全く、だから、人と知り合うというのはおもろい。藤野に出会わなければ、知り合わなければ、桜庭一樹に出会うことも無かっただろうし、最近だと安部に会ったのは僕にとって大きなプラス、というか、今後千葉県で酒をあおる時は今よりずっとたのしくなるだろう。安部というのは近頃五十君が主催している恋活という如何にも胡散臭いイベントで知り置いた男で、千葉のバーで働いていると云うので場所を聞いたら市川だった。僕の地元の二駅くらい先だ。この前もうちに来て酒を飲みながら文学や音楽の話をひたすらした。こういうのがたのしくて人と出会うのだけれど、そうするとまた遊ぶ予定が増えてしまうから困ったものだ。最近酒に金を使いたくない、別に酒を飲みたくない訳では無くて、酒は何時でも何処でも飲みたいのだけれど、というのも飯に金を使いたくなってきたからで、また豚組のとんかつとか、ハイチカレー、ハイチコーヒーとか、焼肉とか焼き鳥とかを食べに行きたいからである。焼き鳥に関しては25日に糞女どもと中野でそれを食べる事になっているし、今まで一度も酒、飯すら食ったことのない後輩と今月中に行くことになっているので僕は非常にたのしみである。焼肉も行きたいな、僕はあの、たんすじというものが非常に好きで、普通のカルビとかそういう普通の肉はそこそこにたんすじを三皿程平らげるから同行者に偏食者を見る目つきで見られるが、以前申し上げたことのあるように僕は嫌いなもの等ほとんどない。これは食べ物に限らず、人というのも大抵の人が好きだし、酔っ払っていない限り誰かに対して憤怒、深夜の公園で立ち上がり顔を殴るということはしない。そうだ、飯も食ったし、これからは真面目に生きよう。酒も飲まず煙草も吸わずどうでもいいような女とのセックスを控え勉学に励み、毎日筋トレをして丈夫で健全に生きる。無理か。死んでお詫び申し上げたい。